幸福論

君が其処に生きてるという真実だけで

一生関ジャニ∞だけを愛し続けると思っていたオタクがSexy Zoneに落ちた話

 

タイトル通りです。

Sexy Zoneに落ちました。

 

まさかまさかの展開で自分でも驚いている。だけど落ちざるを得なかった。いやいや…奥さん知ってます?

 

Sexy Zoneって超かっこいいんですよ、、、、、

 

 

事の始まりは今年の1月。友人からの「4月にセクゾのライブあるんだけど行かない?」という連絡からだった。


Sexy Zone。そりゃあ存在など当たり前に知っている。落ちる以前から曲を聞いていたし、なんならセクチャンを見てゲラゲラ笑っていた部類の人間だ。ここで片足ハマリウスになる。だけどまだ全身は浸かっておらず、浅瀬でちゃぷちゃぷしていただけだった。ほんとうの沼への道はここからだったのだ、、、

 


興味本位だった、と言えばそれだけなんだけど、わたしは1年前に絶望を味わった。地獄を見た。大好きな人が大好きなグループから抜けてしまうという地獄。そのとき後悔してしまったのだ。ああ、こんなことになるのならあのときこうしていれば、と。その都度その都度で自分が出来る精一杯の好きをかけてきたつもりだった。でも結局それはつもりにしかすぎなくて、彼らからその発表があって数ヶ月経った頃にわたしは後悔をしてしまった。
永遠や絶対などない。それを痛感したわたしはそういった経験を経て、好きなものや気になるものに対して後悔はしたくないという思いから、完全体ではないSexy Zoneのライブに行くことを決めた。彼らが完全体でなくともツアーをする意味を、片足ハマリウスなだけだったわたしも知りたかったし感じたかった。

 


ライブ当日。連絡をしてきた友人の神運が発揮される。

 

アリーナ花道真横トロッコ通過前席

 

こんなことあります……??????????????

 

手の震えが止まらなかった。引かない武者震い。落ち着くために喫煙所に行ったはいいものの、震えすぎてライターの火がたばこにまあ~~~~~つかない。席に戻っても圧倒的距離の近さに混乱してしまって、気を紛らわせるためにバイトのスタッフに声をかける始末。無駄に声かけてごめんね若い兄ちゃん、、、。

 

 

それから少し経って始まった。始まってしまった。わたしはとんでもないライブの目撃者となってしまった。

 

 

とにかくよかったのだ。ほんとうにいいライブだった。人っていいものを見ると「よかった…」しか言えないんだね。終わって席について出るのは「よかった」、会場から出て出るのは「よかった」、外を歩きながら出るのは「よかった」、その後の打ち上げで酒を飲んで出るのは「よかった」、、、もう一生分のよかったを使い果たしたくらいよかったを口にした。

あと「勝利くんの膝かわいい」しか言えなかった。膝がかわいすぎて恋がはじまるよのときブチギレてしまった。周りで「ハアアアアア!!!??」って謎にブチギレた酒やけ声が聞こえた記憶があるかた、それ、私です。(妨害してしまいほんとうにすみません)

 


初めて見たSexy Zoneのライブがほんとうによかったのだ。なにがいいどこがいいなんてみなまで言うのは野暮ってな感じで、気になる人間は、いやむしろ全人類現場行って体感してくれ、あんなの実質タダだぞ、としか言えないくらいのライブだった。
演出も構成も曲も歌もダンスも衣装も全てが素晴らしかった。ああいった形になってもツアーをする意味をあんなにもしっかりと提示してくれるなんてファンは幸せだと思う。それほどまでに彼らが体現するSexy Zoneというアイドルグループ像が尊かった。

 


圧倒的王子様の中島健人。テレビでセクシーサンキューを連呼しているだけの男じゃない。彼はどんなときも、頭のてっぺんから指先、爪先までずっと中島健人だった。どんな自分であれば自分のファンが喜ぶのかをちゃんとわかってる。それって結構かなりすごいことじゃないですか?わたしはエイトしか見ていなかったのでわからないんですけど…。
でもほんとうに、中島健人というアイドルを余すところなく魅せつけられました。ジャニーズのアイドルになるべくして生まれた男。彼がならなくて誰がなる。中島健人というアイドルが作り出す確立された世界に、わたしは完全に虜になってしまった。トンチキソングと言われがちなソロ曲も、まあたしかにトンチキだけど()、中島健人以外にあの世界観を体現出来るアイドルはきっといない。
中島健人は唯一無二のアイドル。彼のようなアイドルはもう一生出てこないのだろうな。

 

 


エモの擬人化菊池風磨。今回のソロ曲はどう考えてもエモすぎる。曲、歌詞、制作エピソードからしてエモいのに、演出がもうエモエモのエモすぎてエモに殺されかけた。曲がはじまる前のラップなんて恋愛要素バリバリで、え?わたし菊池風磨と付き合ってた?と普通に錯覚してしまった。そしてライブが終わったのち、菊池風磨と付き合ってた頃に2人で乗った観覧車やよく待ち合わせをしていた場所に足を運ぶという自殺行為(付き合ってない)あんなの嫌いなファンいないって………勘弁してくれ………。
頭の回転が早くて話せば面白い、ふざけるところはふざけて、決めるところはしっかり決める、男気と色気溢れる仲間思いのお兄ちゃん。いや好きになる選択肢以外用意されてねえな!!!!!
目の前に菊池風磨が現れた!どうする?
→好きになる
→好きになる
→好きになる
ってなもんよな!!!ハア~~~~~~~菊池風磨の女になりてえ~~~~~~~~~現地妻でもいいよ~~~~~~~~~~~~

 

 


強く耽美な最年少マリウス葉。えっ…マリちゃんそんなオスなの……????と脳みそが思考を停止した。ある曲のとき、花道横のファンにヤンキー座りで煽りファンサ(?)をする姿を見て、当たり前だがデビュー当時の面影はもうなかった。オス。オス。とにかくオス。そして底知れないキュートさも持ち合わせている。意味がわからん。セクシーなの?キュートなの?どっちが好きなの?\どっちも~~!!!!!!/ってなわけです。MCで自分でし始めた話のオチを忘れるぽんこつ具合もまるっと愛おしすぎる。強めに抱きしめたい。
あとマリちゃんはほんとうにファンを見てるし細かくファンサするね。今わたしにした?ってならないファンサというか。余談ですが、今回友人4人と入ったんですけど、その中の1人がマリちゃんの内輪を持っていて、トロッコで前を通ったときマリちゃんからグッドサインもらっててうれしくなって抱き合いました。

 

 

そして、佐藤勝利


さすがの圧倒的顔面力でした。完敗です。全面降伏です。あまりに綺麗すぎて「アンドロイドか?」とか言ってしまった。デトロイトビカムヒューマンの世界は存在した…?(ps4のゲーム)

 

勝利くんのことはずっと気になっていました。


数年前、ツイッターのタイムラインに流れてきたとあるニュース。そのとき行われていた舞台、ジャニアイでの出来事が記事になっていた。察しがいい人は、というか、ほとんどのジャニオタはわかるだろう。そう、あの記事のことだ。


それを読んだとき、単純にすごいなと思った。あえて話さなくてもいい事実を、ましてや舞台上で、セリフとして言葉にする勝利くんが真摯に体現するアイドル像が、数年経った今でもわたしの中に跡を残していた。

 

ずっと気になる存在だった。言葉は悪いが、言ってしまえば顔で選ばれてきた勝利くん。特別なにかに秀でていなかった彼が必死でもがき悩み、そうして見せてくれたアイドル像に強く胸を打たれた。ニュアンスだけど「この公演が当たり前じゃないことをみんなもわかってくれたら」と言う勝利くん自身が当たり前ではない中にいて、それでもツアーをすることを決め、その中でしっかりとその意味を提示してくれる彼が、彼らが愛おしくて愛おしくてたまらなかった。そんなことまでしっかりと言葉にしてくれるんだと、真摯にファンと向き合う姿があまりにも美しかった。わたしが見たのは紛れもない「Sexy Zoneのセンター・佐藤勝利」だったのだ。

 

親子丼に釣られてオーディションに行った少年が、あれよあれよという間にデビューが決まり、そして今。どんな思いで今までを生きてきたのだろうと、ときおり考えてしまう。特別かっこいいよと言われ、永遠の0番と呼ばれ、センターに立ち続ける佐藤勝利の人生をずっと見ていきたいと思った。綺麗な顔の裏にあるこちらが知り得ない諸々を想像したとき、彼が魅せてくれるアイドルという強く美しく確かな虚像にずっと触れていたくなったのだ。

 

わたしは渋谷すばるがほんとうにほんとうに大好きで、渋谷すばる担当の女にありがちな所謂「重いオタク」だったのだが、上記の文を読んでもらえばわかる通り、勝利くんに対してもきっと重いオタクになっていくと思う。自担と呼べるその日はまだまだ先だろうけど、損得勘定や打算なく人にやさしくいられる勝利くんが、この先少しでも多く幸せだと思える日々があってほしい。

 


「さみしいと思わなくなることがさみしい」
先日あった公演のとあるレポを読んで、ニュアンスだけどこんなことを言っていた風磨くん。去年の7月、関ジャニのライブで錦戸くんが「違和感があると思いますがその違和感は彼がいた証」と言っていたことを思い出した。そして考えてしまった。さみしいと思わなくなることがさみしい、はわたしにとってエイトに対しても同じで、だけど大好きだった彼はもう二度と、永遠にあの場所には戻ってこない。だからどんな状況下であっても、いつか笑顔で「おかえり」と言えるであろう未来があること、大事にしたいなと思った。
申し訳ないなんて思わなくていい。あなたが気負わずにいることを願っています。

 

 

ここまで色々綴りましたけど、とにかくわたしはこれが言いたい。Sexy Zone、絶対にでっかくなる。まだまだまだまだでっかくなる。そう確信している。超がつくほどのド新規がなにを言うんだという感じだが、5人で、5人なら、5人だからこそ、いつか天下を取れるんじゃないかと、あのライブを肌で感じて本気で思った。むしろそんな未来が5人にない世界のほうがおかしい。大人の事情で集められ、地盤も固まっていない中のデビューでここまで大きく成長し、築き上げた確かな絆でこれまでの道を歩んできた彼ら5人の未来が明るくないなんてことは絶対にない。

 

 

平成最後の月、Sexy Zoneというアイドルグループに出会えてよかったよ。

 

 


令和という時代は、Sexy Zone、君達のものだ。